恋人と事実婚のパートナーの違いとは?当事者として感じる境い目
こんにちは。やまもです。
今回は「事実婚のパートナーと、彼氏・彼女は何が違うのか」というテーマで書いていきます。
- 付き合っている相手がいる
- 婚姻届を出す法律婚は選ばない
- でも、ただの彼氏・彼女のままでいたいわけでもない
そんな気持ちの中で、「事実婚のパートナー」という関係が選択肢に入ってくることがあると思います。
ただ、いざ考えてみると、「彼氏・彼女」と「パートナー」って、呼び方が違うだけで、中身は同じなんじゃないかと思うこともあります。
なお、この記事でいう「パートナー」は、広い意味での恋愛相手全般ではありません。
事実婚という形で、一緒に暮らしている相手のことを指して書いています。
僕自身は、約3年の同棲期間を経て、事実婚という形に落ち着きました。
今回はその当事者として、恋人とパートナーの境い目をどう感じているのか、自分なりに整理してみます。

個人的に感じる恋人と事実婚のパートナーの違い
個人的には、恋人からパートナーに切り替わったタイミングや、「ここから恋人ではなくなった」と感じる明確な瞬間はありませんでした。
便宜上、結婚式(パーティー)をした日を「事実婚に切り替わったタイミング」として認識しています。
ただ、その日を境に、急に関係や気持ちが変わったという実感があるわけではありません。
同棲していた頃から地続きで、気づいたら今の形に落ち着いていたという感覚に近いです。
呼び方と立ち位置は少し変わった
自分自身の内面が大きく変わったわけではありません。
ただ、呼び方や立ち位置については、確かに変わったところがあります。
例えば、あんぽん(相方)のことを「彼女」ではなく「パートナー」と紹介するようになりました。
また、わざわざ事実婚であることまで説明する必要がない場面では、「夫婦」や「妻」という言葉を使うこともあります。
もちろん、法律上の意味で夫婦というわけではありません。
ただ、日常の中では、そのほうが関係性を伝えやすい場面もあるという感じです。

周囲からの見られ方も変わった
自分たちの内面の変化以上に、はっきり変わったのは、周りからの扱われ方でした。
事実婚になってから、特に親戚からの見られ方は変わったと感じています。
恋人関係のときは、どこか「まだ他人」という距離感で見られていた気がします。
でも、事実婚という形になってからは、あんぽん(相方)の親戚からも「夫に近い立ち位置」として見られるようになった感覚があります。
この変化が起きたのは、結婚式(パーティー)にお互いの親戚を呼んだことが大きかったと思っています。
籍は入れていなくても、家族や親戚が集まる場でお互いの関係性を示したことで、周りの認識がはっきりしたのだと思います。
恋人のままだと、ここまで明確に「家族側の人」として扱われることはなかったはずです。
もちろん、事実婚になるために式やパーティーが必要という意味ではありません。
ただ、ふたりの関係を周囲に共有する機会があったことで、「恋人」ではなく「家族に近い存在」として見られやすくなったのは確かだと思います。

相方が感じている変化
恋人と事実婚のパートナーの違いをどう感じているのか、あんぽん(相方)にも聞いてみました。
すると、少し変化はあったと言っていました。
恋人関係の頃、あんぽんは「自分を着飾るものが欲しい」と感じることが多かったそうです。
一方で、事実婚という関係になってからは、「ふたりで使うものが欲しい」という気持ちに少しずつ変わっていったそうです。
お金や物を選ぶ感覚が、「自分のため」から「ふたりのため」に移っていくというゆるやかな変化があったみたいです。
恋人と事実婚のパートナーの制度上の違い
恋人と事実婚のパートナーは、感覚的にはそこまで大きな違いがないかもしれません。
ただ、恋人関係と事実婚が、制度上まったく同じというわけではありません。
僕自身、日常生活の中でその違いを強く実感した場面はほとんどありませんが、制度面では少なからず違いがあります。
一般的に、彼氏・彼女という関係は、それだけで配偶者に準じる扱いを受けられるものではありません。
例えば、「交際している」という事実だけで、健康保険の扶養や遺族年金の対象になるわけではありません。
一方で、事実婚の場合は、一定の条件を満たし、必要な確認を経ることで、制度上「配偶者」に近い扱いを受けられる場面があります。
例えば、健康保険では被扶養者の対象に含まれる場合がありますし、遺族年金でも内縁の配偶者が対象になり得ます。
この点は、事実婚との大きな違いだと思います。

恋人と事実婚のパートナーは何が違うのか?
結局のところ、恋人と事実婚のパートナーで明確な違いがあるとすれば、「夫婦として暮らしている」という認識があるかどうかなのかなと思います。
同じ家で暮らしているという点だけを見れば、同棲中の彼氏・彼女と、事実婚のパートナーは似ています。
実際、自分たちも事実婚になる前から同棲していたので、日々の暮らしがある日突然変わったわけではありません。
一方で、制度上は、単に長く付き合っているだけ、あるいは一緒に住んでいるだけで事実婚になるわけではありません。
事実婚として扱われる場面では、ふたりに夫婦として共同生活を営もうとする意思があり、実際にそのような生活実態があるかどうかが大切になります。
同棲中の恋人は「一緒に暮らしている交際相手」で、事実婚のパートナーは「この先も一緒に生きていく前提で、生活そのものを共有している相手」に近いのかなと思います。

事実婚のパートナーに対する感覚
ここでは、事実婚の「パートナー」という関係に、自分がどんな感覚を持っているのかを書いてみます。
事実婚を選んだうえで、大前提として、僕はあんぽん(相方)のことを「これからも一緒に続けていく相手」だと思っています。
でも同時に、いい意味で「他人」だとも思っています。
これは、冷めているという話ではありません。
相手を自分とは別の人間として尊重しているからこそ、無理なく一緒にいられるという感覚です。
「これからも一緒にいる」という前提でいることと、相手を自分のもののように扱うことは、まったく別だと思っています。
例えば、新婚旅行・ハネムーンとして2週間ほど海外を回ったときも、現地ではけっこう別行動をしていました。
それぞれ見たいものや行きたい場所が違ったので、無理に合わせることはしませんでした。
帰りも成田で現地解散して、あんぽん(相方)はそのまま東京で友達と遊んでから帰ってきました。
近い関係だからといって、相手の時間や好きなものまで、すべて一緒にしようとは思わないというくらいの距離感が、自分たちには合っていると感じています。
- 一緒に続けていく前提はある
- でも、お互いを別々の人間として尊重する
このような感覚が、恋人とは少し違う、事実婚のパートナーとしての関係なのかなと思っています。


自然に恋人から事実婚のパートナーになっていった
意外かどうかはわかりませんが、自分たちは強い覚悟があって事実婚を選んだわけではありません。
正直なところ、恋人から事実婚のパートナーへ自然になっていった感覚です。
結婚式(パーティー)がきっかけ
事実婚に至るいちばん大きなきっかけは、結婚式(パーティー)でした。
同棲していた恋人の頃から、あんぽん(相方)はずっと「籍は入れなくてもいいけど、結婚式(パーティー)はしたい」と言っていました。
なので、自分たちの場合は、まず「結婚式(パーティー)をやりたい」という思いが先にありました。
そこから、ふたりの関係をどう考えるかを話していく中で、事実婚という形がだんだん決まっていったという順番です。

特別な覚悟や気合いはなかった
「恋人からパートナーになる覚悟をしよう」と気合を入れて進んだわけではありません。
やりたいことを叶えるために進んでいったら、自然と今の関係になっていた感覚です。
最初にもお伝えしたとおり、自分たちには良くも悪くも、「これが決め手だった」という大きな出来事はありませんでした。
「恋人からパートナーになる」と聞くと、大きな覚悟や明確な決断が必要なように感じるかもしれませんが、自分たちの場合はそうではありませんでした。
恋人とパートナーの違いに明確な答えを求めている人にとっては、少し物足りないかもしれません。
それでも、はっきりした線引きがなくても関係は続いていく。
それも、事実婚を選んだ当事者として感じている、1つのリアルなのかなと思っています。

まとめ
恋人と事実婚のパートナーの違いについて、当事者としての実感を整理してみました。
個人的には、「ここから恋人ではなくなった」「ここからパートナーになった」という明確な線引きはありません。
出来事としてのきっかけはありましたが、気持ちとしての変化はそこまで大きくなかったです。
一方で、なあなあの関係だとも思っていません。
「法律婚は選ばないけれど、ただの恋人のままでもない」という事実婚という形を選ぶことは、決して変なことではないと思っています。
大切なのは、法律婚か事実婚か、恋人かパートナーかという呼び方だけではなく、自分たちがその関係をどう受け止めているかだと思います。
自分たちが納得して選んだ形で、無理なく楽しく過ごしていければ、それでいいのかなと感じています。
ということで、今回はこのあたりで終わりにします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
